古鏡展
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双鸞さん猊天馬文八稜鏡
狩猟文八稜鏡
盤龍鏡
貼銀鍍金飛禽唐草六花鏡
貼銀禽獣唐草八稜鏡
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月宮図八稜鏡
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孔子・栄啓奇問答鏡
連生貴子文八花鏡
鳳凰文鏡
八卦十二支文鏡
 
海獣葡萄鏡
海獣葡萄鏡
最盛期の様式の海獣葡萄鏡。内外区に葡萄唐草文を配し、その上に内区に6獣、外区に鳥獣を描く。 内区の獣の表現は、・鏡に比較して見ても極めて個性的である。4匹はいずれも上から見た俯瞰形に 描き、尻尾につながるたてがみ部分が突出して強調して表現される。残る2匹は逆に仰向けに寝転ん で腹を見せたような姿態で顔を上に向け、1匹は陽物までも見せている。このようなユーモラスな表 現は珍しい。葡萄唐草の蔓本体は三つ又形に旋回し、外周際に実と葉を交互につける。外区は葡萄唐 草が波状に旋転(せんてん)し、外縁沿いに実と葉が交互に並べられる。上に獣と鶏などの鳥類を6つずつ交互に 配している。
中央の麒麟形の鈕や獣の毛並み、葡萄唐草の葉や巻髭(まきひげ)などの表現も極めて明瞭に表現されていて、 鋳上がりは極めて鮮明かつ良好である。泉屋博古館蔵鏡など3面の同型鏡が確認できる。

海獣葡萄方鏡
海獣葡萄方鏡

麒麟(きりん)の形をした伏獣鈕の回りに、様々の姿態をとる猊(さんげい)8頭と、鈕を中心にして十字形を描いて旋 回する蔓から多数の葡萄の実と葉を派生させた流麗な葡萄唐草文を表わす。外側には波状に転回する 葡萄唐草文の上に、1つ古い型式の鏡では銘帯ないし独立の文様帯であったものの名残りを止めたも ので、他には正倉院蔵鏡と香取神宮蔵鏡などに見られる。
鋳上りも鋭く文様表現も軽快華麗で、葡萄の果実と葉の表現は1つとして同じ形が見当らないほどに個性的に描かれ、蔓草も単純な・線のみではなく、二重線や断面凸状の線を交えて変幻きまわりな い。





     
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