古鏡展
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貼金緑松石象嵌花唐草文鏡さん猊十二支方鏡団華文鏡パルメット鏡四獣十二支鏡海獣葡萄鏡海獣葡萄鏡海獣葡萄方鏡仙人騎馬鳥獣八稜鏡
双鳳双獣八稜鏡
双鸞さん猊天馬文八稜鏡
狩猟文八稜鏡
盤龍鏡
貼銀鍍金飛禽唐草六花鏡
貼銀禽獣唐草八稜鏡
双鶴対鴛鴦文八稜鏡
月宮図八稜鏡
高士弾琴八稜鏡
孔子・栄啓奇問答鏡
連生貴子文八花鏡
鳳凰文鏡
八卦十二支文鏡
 
双鸞さん猊天馬文八稜鏡
双鸞さん猊天馬文八稜鏡

中央の麒麟(きりん)形の鈕のまわりを、姿を異にする2羽の鸞鳥と二本角の猊と有翼の天馬が巡る。いず れも足先に雲形文を踏み、尋常(じんじょう)ならざる天界の霊獣・霊鳥であることを示している。その間には複雑 に旋転する唐草が4箇所に入れられる。一段高い外区には宝相(ほうそう)華 げ 文と、花に戯れる蝶と蜻蛉 とんぼ が交互に 描かれ、外形は先端を尖らせた八稜形となる。
このような飛禽走獣八稜鏡の形式の鏡は多数製作されたが、ごく普通の類型的な鳥や獣を組み合わ せて描くものが大半を占める。鸞鳥(らんちょう)や天馬などの特色ある鳥獣を組み合わせたものや、これにさらに 麒麟形の鈕や巻いた唐草を付け加えたものは、この形式の鏡としては特に豪華な部類に属するもので、 極めて類例が少ない。台北・故宮博物院に同型鏡が存する。


狩猟文八稜鏡
狩猟文八稜鏡

馬を走らせて行う、田野での狩りの風景を描いた鏡。都・長安のすぐ北方には皇帝専用の広大な禁苑(きんえん)があり、狩猟場も設けられていた。
麒麟形の鈕の四方に珍しい山岳文が巡る。この山岳文で大まかに4等分された内区には、狩人が馬を疾駆(しっく)させる姿を一つずつ描く。弓を射る人物が二人、槍を構える人物と先に錘(おもり)をつけた投げ縄をも つ人物が一人ずつ認められる。狙う獲物の動物は、山岳の上部に描かれ、鹿と兎・猪(いのしし)と 、後ろ足で立 ち上がって槍を持った人物に立ち向かう獅子が認められる。八稜形の外縁形の外区には、花に戯れる 蝶と霊芝雲(れいしうん)が交互に4つずつ入れられている。
狩猟文鏡は数も少なく、内区の狩猟文の部分の文様はほぼ同一の表現のものが多い。但しそれ以外 の細部には多様性があり、本鏡にも今のところ同型鏡は認められない。





     
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