古鏡展
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方格規矩四神鏡
方格規矩四神鏡
方格規矩文鏡
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盤龍鏡
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建安十年重列神獣鏡
重列神獣文鏡
環状乳神獣鏡
三段式神仙鏡画文帯同向式神獣鏡
 
方格規矩四神鏡
方格規矩四神鏡
(おうもう)期以後の典型的な様式をもつ方格規矩四神鏡である。内区には四神が揃い、霊獣が集う。方格 の四隅とV字形をつなぐ渦状の線は、天と地をつなぐ構造物の一部と思われる。同様のものの表現が T・L字形の周囲や鈕の周囲にも認められる。
内区外周には「漢有善銅……左龍右虎至四海……朱爵(鳥)玄武順陰陽……」といった特有の銘文を 入れた銘帯があり、文様に表現された四神をはじめとする宇宙の機能が具体的に説明されている。方 格内の銘内容もこれに通じる内容を持つ。
鏡には「尚方 しょうほう 作鏡」の銘をもつ例が極めて多く、このスタイルの鏡が王代以後の尚方(皇室専 用工房)で製作されて民間にも意図的に大量に流出させていたことが知られる。 ・品は福岡の平原遺跡などの弥生時代の遺跡や、前期の古墳からも多数出土している。

方格規矩四神鏡
方格規矩四神鏡
様式的には・ 18 の方格規矩四神鏡と全く同一の形態を取るが、四神を含めた動物文様はほとんど 無く、円座をつけた小乳8つが大きく表現されている。TLVと小乳の間は、各辺とも全く同じ形の、 連続する雲気文で埋め尽くされている。
このような四神の表現の無い簡略な型式の方格規矩鏡にも、方格規矩四神鏡と時期的に併存して製 作されたものがあり、一方では雲気文様が途切れて渦状に退化しながら、魏普南北朝時代まで製作さ れ続けたものもあった。本鏡は最も整った様態の方格規矩鏡で、方格規矩四神鏡と比較しても遜色が 無い。直径も大きく、文様の鋳出しも優れ、銘もよく整っている。




     
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